東方光恩頼〜とうほうこうおんらい〜

3、櫻の頃に想う (東方妖々夢〜Ancient Temple 東方妖々夢より) 稲作の祈り

 

季節は移り行きて、櫻の咲き匂ふ頃になる。

幻想郷も、野に山に花が溢れ、木々も若い芽が緑を増している。

櫻に稲の神が降りる頃、鄙(ひな)の山田に、人々の声もこだまする。

そして祈る。秋には、奥つ御年が八束穂の茂穂に成る事を。

 

曲の始めは、櫻の花が舞う様をイメージしてみました。そして、雅楽の曲目では、越殿楽等の曲の初めに演奏される平調音取(ひょうじょうのねとり)が入ります。
本来、平調の曲目は「秋」に演奏されると、定められていますが、春に秋の実りを祈り、無事に秋を迎える事が出来る事を願って、あえて平調にしてみました。

篳篥は、その音域の狭さ(G音〜一オクターブ上のA音)より、地の人々の声とも言われており、そこから山田にて労く民人をイメージしています。

春の頃の陽気さを出すべく、リズミカルなリズムにしてみました。笙は、三管用意し、所々にて追吹の方法を使ってみました。


ライナーノーツのページへ戻る