東方光恩頼〜とうほうこうおんらい〜

2、御阿禮〜みあれ〜 (封印されし神々 東方風神録より) 御魂の殖ゆ

 

冬、それは忌み籠もる季節、そして再生を待つ時。

すなわち、「御魂(みたま)の殖(ふ)ゆ」である。

冬が過ぎ、春の季節へ移り変わる頃、霞ただよう幻想郷に一筋の光が差す。

野に山に、そして博麗の鎮守の杜に、木々の芽がいっせいに張る。

博麗の巫女は、幻想郷の浦安らかなる事を祈り奉る。その想いは、杜に響き渡る。

 

曲の始めはひとすじの光を表しています。霞がかる杜に光が差し込み、木々、草々に力を与えるイメージで曲は進みます。

いよいよ春を迎えるにあたり、天つ神、地つ祇も新たな力を得て、そして木々に緑が芽吹くイメージです。

ラストでは、ストリングスの低音部と、それに重なるシンセサイザーで、木々の生命力を表現してみました。この時に流れる、「オー」と言う声は、警蹕(けいひつ)と言いまして、古来より神々を迎える時に行われた作法の一つです。

最後に流れる少女の声は、霊夢の祈りをイメージして付けてみました。日本人の信仰の中に、言霊(ことだま)の信仰がありますが、そこにヒントを得てやってみました。


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